- 公開日:2015年10月13日
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これまでの矯正治療では、ヘッドギアなどの頭から装置をかぶる方法が多く取られてきました。でもこれは、着けたまま外出しづらいなどの制限があり、患者さんの協力次第で効果がでるというものでした。
インプラント矯正は、小さいスクリューを歯茎に入れ、これを引っ張る土台(固定源)にして歯を動かします。今までの方法と違って、休みなく引っ張り続けるので、治療期間が短くなりますし、より確実で制度の高い治療結果を得ることが出来るようになりました。
インプラント矯正の特徴
- 痛みがほとんどなく、安全で確実な治療が行えます。
- 難しい不正咬合(良くないかみ合わせ)の治療もできるようになります。
- より精度の高い治療結果が期待できます。
- 治療期間が短縮されます。
- 患者さんにヘッドギアなどの面倒な装置の使用をお願いしなくてよくなりました。
治療の手順
【スクリューの植立】
麻酔の後、歯ぐきなどに小さなスクリューを入れます。一本入れるのに30秒から1分位かかります。
【スクリューの安定】
スクリューが安定するのを待ちます。すぐに安定する場合もありますし、少し期間を要する場合もあります。その間にスクリューがゆるむとか、違和感があれば先生に連絡してください。
【移動開始】
スクリューを土台にして、ゴムやスプリングをかけて歯の移動を開始します。
【スクリューの除去】
スクリューの除去の時期には個人差がありますが、通常半年〜1年が目安です。
スクリューを逆回しして外し、ほとんど痛みはありません。
スクリューが入っていた穴は1日ですぐにふさがります。